まず知っておくこと
彼女が婚約指輪を用意して欲しい派なのか、後で一緒に選びたい派なのか
これによって方向性が変わってきます。
そして、一番考えなければいけないことは「プロポーズ時のインパクト」ではなく「婚約指輪を普段使いする姿をイメージすること」です。
いつしか婚約指輪から結婚指輪へと変わる時が来るのですが、その間は婚約指輪を普段でもつけて生活する人が殆どです。
そのため、普段の服装と合わない、傷つけてしまわないか不安、と思われるような婚約指輪だけは避けるようにしましょう!
婚約指輪を事前に用意する場合
大きなポイントは2つ!
- 予算の最大値
- ダイヤの価格内訳を知る
➀予算の最大値を決めること
なるべく高めの有名なブランドの婚約指輪を用意したいところだけど、予算も大事です。
以前は「給料の3か月分」って言われていたけど、今ではもはや迷信。
信じちゃダメ!
予算があって、彼女の理想のブランドが指定されているのなら買っても良いですが、おおよそ20~30万円くらいが相場です。

➁ダイヤの価格内訳を知ること
ダイヤには4つの品質があり、それを「4C」という表記で表します。
- カラット(大きさ):Carat
- カット(形状):Cut
- カラー(色):Color
- クラリティ(透明度):Clarity
この4つの品質のバランスによって価格が決まります。
ちなみに金額に影響しやすいのは「カラット(大きさ)」です。
「カット(形状)」「カラー(色)」「クラリティ(透明度)」も影響しないわけではないですが、実際に吟味すると「カラット(大きさ)」で値段が跳ね上がります。
例えば、カラット以外の要素を固定した場合のカラット別の相場はこちらです。
- 0.2カラット・・・約20万円〜
- 0.3カラット・・・約35万円〜
- 0.5カラット・・・約80万円〜
- 0.7カラット・・・約100万円〜
- 1.0カラット・・・約180万円〜
この、カラット数は実際に見ないと差がわかりにくいのですが、
0.5カラット以上だと「お、ダイヤがデカい」となる大きさと捉えてください。
そして、最も選ばれる無難な大きさは「0.2カラット」もしくは「0.3カラット」です。
プロポーズの時のインパクトとしては「大きさ重視」になりますが、大きすぎると「普段使いに支障が出る」ことがあるので避けるほうがベター。
語弊があるといけないのですが、0.7カラットや1.0カラットを買ったらダメというわけではありません。
あくまで大多数の女性が普段使いするにあたって支障のないダイヤ大きさが、「0.2カラット」もしくは「0.3カラット」なのです。
優先度しては下記のようなイメージ。
カラット(大きさ)>>> カット(形状)> カラー(色):Color >>> クラリティ(透明度)
あくまで人それぞれですが、選ぶ基準はまず「カラット(大きさ)」を第一に考えると良いでしょう!!
そこでは、必ず「普段使いすることを念頭に」することを忘れずに♪
ちなみに、4Cは世界基準で統一されています。
その証明がされる鑑定書を渡されることが多いです。
ブランドが独自に鑑定書を作っているところもあるそうですが、GIAもしくは中央宝石研究所という機関が発行している鑑定書だとまず安心です。
GIA:https://www.gia.edu/JP
中央宝石研究所:http://www.cgl.co.jp/
実際のイメージ図
http://www.cgl.co.jp/
http://www.cgl.co.jp/report/identification.html
➂最低5店舗に訪問して肌感を掴むこと
目星をつけたブランド店には必ず足を運びましょう。
ネットで目星をつけただけでは、4Cの違いも分かりません。
ダイヤのカラットの違いによって、どれだけの値段幅があるのかも自分のなかで選定ができないからです。
ゼクシィといった雑誌で目星をつけるのもありですが、とりあえず1度は見ておいたほうが良いブランドは下記です。
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1. アイプリモ(約10万円台~)
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2. 4℃(約10万円台~)
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3. NIWAKA(約20万円台~)
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4. ティファニー (約20万円台~)
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5. カルティエ(約30万円台~)
10万円台~60万程度の幅で一通り見れるラインナップです。
4Cのバランスによって最大の値段は跳ね上がりますので、大体の感覚を養うために来店予約すると良いでしょう。
ちなみに担当の方が親切だと、プロポーズの進め方も一緒に考えてくれます。
シチュエーションをすで決めている人、どうやってプロポーズをしたら良いか悩んでいる人は相談するのもオススメです。
後日、一緒に買いに行く場合
プロポーズはするけど、彼女が本当に喜ぶ婚約指輪を選びたい!という人もいるでしょう。
そんな人には「後日、一緒に買いに行く」パターンをオススメします。
プロポーズ時に購入した指輪を渡すのが世間のイメージですが、なんと約40%の女性が「今思えば、自分の好みの婚約指輪が欲しかった」と後で気が付くそうです。

プロポーズの、「箱をパカーン!と開けたい!」や「パカーン!とされたい!」と双方に期待しているのは事実です。
しかしせっかく用意した婚約指輪が「よくよく思ったら好みではない」と思われるのは悲しいですよね。
そんな悲しい結末を避けるためには『ダミーの指輪を買ってプレゼントし、後日一緒に買いに行く』ことが最良です。
さらに言えば、万が一断られてもダミー指輪の値段だけで済みます。
ちなみに、もはやダミーなので、あからさまに分かるダイヤがものすごく大きいオモチャの指輪でも良いですし、婚約指輪と一見変わらない普通の指輪でも良いんです。
彼女自身が欲しい婚約指輪であれば、長く使ってくれますし。
ちなみに男性は意外と分からないものなのですが、結婚したら指にはめる結婚指輪と合わせることで新たなデザインになる婚約指輪もあるんです。
「婚約指輪+結婚指輪」で合わせるタイプを「セットリング」と言います。
「婚約指輪単体」でもOKですし、「婚約指輪+結婚指輪」でちょっと可愛いく指周りを仕上げることもできます。
そのため、プロポーズ時に必要だからと勘違いせずに後先のことも考えてあげると、一緒に買いに行ったほうが無難なのです。
ただし、一緒に買いに行くことを選ぶと2つのデメリットがあります。
- ➀プロポーズ時に婚約指輪が欲しいかどうかを知らずに行動すると断られる可能性大
- ➁一緒に買いに行ったときに「予算はいくらまで?」とちょっと回答しにくい点がある
特に気まずいのは、➁の「予算はいくらまで?」に対する回答です。
ここは、素直に伝えたほうが良いと思います。
「納得するやつなら幾らでも出すよ」と見栄を張るのも良いですが、女性側も「お返ししなきゃなー」と思う人も中にはいますので、素直に「予算はいくらまで」と話し合いましょう。
ここでのやり取りが「結婚生活における金銭感覚の違い」にも多少影響してきます。
ちなみにある意味では男性に追い風ですが、「新婚旅行やほかの用途にお金を使ってほしい」という女性も増えています。
男性から「新婚旅行に使いたいから婚約指輪の値段は抑えて良い?」と聞くのではなく、女性側から「婚約指輪はそこまで高くなくて良いよ」と言ってもらえるようなやり取りに持っていくとスムーズです。
まとめ
失敗しない婚約指輪選びは、彼女の服装のタイプや生活スタイルを考えて購入することです!
生涯を共にする大切な人に送る婚約指輪だからこそ、後悔・失敗しない選び方を心がけましょう!